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金属アレルギーについて

写真_金属アレルギー

金属アレルギーの診断と治療|札幌の植物園前ライラック皮膚科

― ピアスやネックレスでかぶれる方へ ―

目次

金属アレルギー(Metal Allergy:金属に対する遅延型アレルギー反応)は、金属が皮膚や体内に取り込まれることで起こるⅣ型アレルギー(Type IV Hypersensitivity:T細胞を介するアレルギー反応)です。

大きく分けて2つのタイプがあります。

  1. 金属接触アレルギー(いわゆる金属かぶれ)
  2. 全身型金属アレルギー

ピアス、ネックレス、腕時計、ベルトのバックルなど、金属が触れた部位に一致して

・赤み(紅斑)
・かゆみ
・水ぶくれ(水疱)
・じゅくじゅく

などが生じます。

日本で陽性率が高い金属

1位 ニッケル
2位 コバルト
3位 クロム
4位 金

と報告されています。


■ ニッケルアレルギー

最も頻度が高い金属アレルギーです。
アクセサリー、コイン、メッキ製品など多くの製品に含まれます。

汗により金属がイオン化(Ionization:金属が溶け出す現象)し、感作(Sensitization:アレルギーを獲得すること)されやすくなります。


■ コバルト・クロムアレルギー

合金、革製品、顔料などに含まれます。
強い感作性を持つ金属です。


■ 金アレルギー

貴金属ですが、長期接触により溶出しアレルギーが起こることがあります。
歯科金属が原因になる場合もあります。


食物や歯科金属に含まれる微量金属が粘膜や消化管から吸収され、全身に湿疹を起こすタイプです。

代表的な皮膚症状:

・汗疱状湿疹(Dyshidrotic Eczema:手足に小水疱ができる湿疹)
・掌蹠膿疱症
・慢性多形痒疹
・扁平苔癬

ニッケル、クロム、コバルトは

・チョコレート
・豆類
・香辛料
・貝類
・レバー

などに比較的多く含まれます。


① 金属のイオン化
汗や体液で金属が溶け出します。

② 抗原提示
ランゲルハンス細胞(Langerhans Cell:皮膚の免疫細胞)が金属を抗原として提示。

③ T細胞活性化
Tリンパ球(T Lymphocyte)が活性化し炎症が起こります。

発症は接触後数日で起こるのが特徴です。


■ パッチテスト(Patch Test:皮膚貼付試験)

原因金属を特定するために行います。

背部に試薬を貼付し、

・48時間後
・72時間後
・7日後

に判定します。

判定はICDRG基準(International Contact Dermatitis Research Group基準)に基づいて行います。

必要に応じて歯科との連携も行います。


植物園前ライラック皮膚科では、

✔ 原因金属の特定
✔ 接触回避指導
✔ 炎症を速やかに鎮静
✔ 再発予防

という段階的治療設計を行います。


※状態により組み合わせます。

・ステロイド外用薬
・抗ヒスタミン薬内服
・食品中金属の制限(全身型の場合)
・歯科金属の見直し

炎症が強い場合は短期内服治療を行うこともあります。


・外用薬による刺激
・ステロイド長期使用による皮膚萎縮
・原因未除去による再発

適切な管理で多くは改善します。


軽症例では1〜2週間で改善します。
全身型の場合は原因除去まで時間を要することがあります。


植物園前ライラック皮膚科は札幌市中央区・植物園前に位置し、西11丁目・西18丁目・円山・桑園エリアから通いやすい立地で、パッチテストによる原因検索から治療まで対応しております。

イラスト_女性専門医

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