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赤ら顔が治らない本当の理由

写真_赤ら顔(酒さ)
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「人より顔が赤くなりやすい」
「温度差ですぐ火照る」
「赤みにニキビのようなブツブツも出る」

その症状は、酒さ(Rosacea:慢性炎症性皮膚疾患)の可能性があります。

ただし――
赤ら顔は“ひとつの病気”ではありません。
同じ酒さでも、背景にある要素が異なれば、治療の順番も強度も変わります。

診察でよくあるのは、以下のような“混在例”です。

① 肝斑(Melasma:色素沈着)が混在している

赤みの下に色素が重なっている場合、レーザーのみでは色むらが目立つことがあります。
紫外線対策、摩擦を避けた洗顔、必要に応じてトラネキサム酸内服を併用します。

② 皮脂が多いタイプ

皮脂分泌が多いと炎症が持続しやすくなります。
皮脂・角質コントロールを行わずに照射だけを繰り返しても安定しません。

③ 生活習慣が悪化因子になっている

過度なピーリング、刺激の強いスキンケア、強い摩擦など。
治療をしていても、日常で悪化させているケースがあります。
その場合、生活設計の見直しが不可欠です。

④ 皮膚が薄く血管が透けている

慢性炎症が続くと真皮(Dermis:皮膚の支持層)が菲薄化します。
その場合は、単純な血管治療ではなく、
真皮のコラーゲン再構築(Dermal remodeling)を促す治療を組み合わせます。

⑤ バリア機能が低下している

ロゼックスゲル(Metronidazole外用)が刺激になる場合があります。
その際は無理に外用を継続せず、保湿設計から立て直します。

⑥ ニキビ(Acne)との混在

丘疹・膿疱がニキビ由来の場合、
ニキビ治療を併用しなければ再燃します。

Vbeam(595nmダイレーザー)は、
拡張した血管に選択的に作用する有効な治療です。

しかし、
炎症や色素、皮脂環境が整っていない状態で照射を繰り返すと、
・一時的に改善
・数か月後に再燃
というパターンになることがあります。

当院では、
「今レーザーを打つべきか」、「まず土台を整えるべきか」
を診察で判断します。

赤みは繰り返すほど固定化しやすくなります。
「昔より赤みが残りやすい」と感じる場合、早めの介入が重要です。

赤ら顔は
・血管
・炎症
・皮脂
・色素
・バリア機能
を同時に評価し、順番を決めて治療します。

同じ“酒さ”でも、治療は一人ひとり異なります。

赤みの原因は自己判断では分かりません。
「自分はどのタイプか」を診断することが改善の第一歩です。
赤ら顔でお悩みの方は、ぜひ一度ご相談ください。

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